トムフォード作品初観賞。
デザイナーだし、トムフォードだしってことでおしゃれ映画だろうなぁという軽い感じで観たら余りにも衝撃的すぎる内容で驚きを隠せない。
本業はデザイナーで、映画は副業でしょ。
なんなのこの才能は。
しかも観た後知ったが脚本も書いてるってもう何それ。
こんな話を書けてしまうってそれ本業でしょ。
確かにおしゃれではある。
全体的におしゃれな雰囲気が漂ってる。
でもそのおしゃれさは狙ったような感じではなく、作ったらおしゃれになっちゃったよ的な。
現実世界のストーリーと現実で主人公が読む小説のストーリーが交差して話が展開されていく。
こんなに緊迫した事件シーンは初めてかも。
そもそもスリラー映画を普段見ないからこのシーンに限らず手に汗握ったし、鼓動が早まった。
曲ではない音の使い方がこちらの心を煽らせる。
キャストみんな演技がやばいのだけど、特にジェイクG。
ナイトクローラーで半端ないと思ったが、今作それを遥かに超えてきた。
もうこれ演技かいなっていうレベル。
どうしたらこういう感情を作り出せるんだろう。
俳優って経験したことないのに、なんでその感情をあたかもわかるかのように演技できるんだろう。
本当にすごい職業だと思う。
他人のふりをする訳だから、つまりそれは俳優にとって非日常で、さらに周りにカメラやら色んなスタッフがいるという二重の非日常。
それなのにあたかも観ている側には日常のように見える。
文章下手すぎて言いたいことが伝えられない。
つまり俳優という職業は何処までも凄すぎるとジェイクの演技を見て強く感じたということ。
内容は余りにも残酷すぎて、むごすぎて、途中で見るの辞めてしまおうかと思うぐらい辛い。
ラストはエンドロール流れないでって思ってるタイミングで流れ出して、消化不良すぎて、は⁇って感じだったんだけど、解説読んで、なるほどそういう事だったのかと納得。
解説読む前は一ミリも理解できてなかったわ。。