広島カップ

ノクターナル・アニマルズの広島カップのレビュー・感想・評価

ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)
3.5
二人目の夫と上手くいっていない妻(エイミー・アダムス)。
小説家をしている元夫(ジェイク・ギレンポール)から頼みもしないのに妻の元に彼の新作の小説が送り付けられてくるというのが物語の始まり…

妻の現在の様子、小説の中の場面、妻が回想する元夫との昔の場面の三つのシーンが交互に出てくる作りが凝っています。

小説の中で妻と元夫の家族がテキサスのハイウェイでチンピラに絡まれるのですが、この場面に登場するカウボーイハットを被ったテキサスの警察官(マイケル・シャノン)の存在感が抜群です。
元夫のために捜査をしてくれるこいつは一体敵か味方か初めのうちは判然としない。
警察官としてちゃんと仕事をしてくれるのか?頼りになるのかならないのか良くわからないという役作りが魅力的。
そしてその警察官は実は〇〇で思いもかけない行動をしでかすという落ちもなかなか良くできています。

小説家としての元夫はなかなかいい筆を走らせていますし、走らせた本作の脚本家(トム・フォード監督)もいい腕しています。
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