Blu-ray(4Kコンバート),DTS-HD MA5.1chで見ました。
画質、音質ともよいですが、画質に関しては、3つの時間軸が動いているため、印象は少し違います。サラウンド感は環境音と車関連のところで少しありますが、少なめです。
まず、画作りについて、3つの時間軸(現在、過去、劇中)ごとに変えているのですが、それほど変化が多いと感じず、ちょっと解りにくいと思いました。むしろわざと解り辛く作っているのかと思ったんですが、監督の意図としては解りやすくするためとの事。
現在のシーンの描写は、良くも悪くもリアルな感じなのかなと思いました。最初のシーンは非常にきつかったです。
各シーンのこだわり等、監督のインタビューもありましたが、言う割に解り辛い気がします。
各キャラクターの感情表現をアップで見せて、補完しないシーンは多いです。これも監督のインタビューではさらっと語っていますが、これはあえて判断をゆだねると言う事だと思っていたので、拍子抜けでした。
まあ、表情の解釈としては同じだったので、そう言う意味では問題は無かったのですが・・・。
と言う事で、解り辛いところの回答を求めたい人は、特典のインタビューをお勧めしますが、何か折角の雰囲気が台無しな気がしてしまったので、そういう雰囲気を大事にしたい人は見ない方が良いかもしれません。
考えさせられる作品だと思ったのですが、何か個人的にしっくりこない部分が幾つかあったのが残念でした。でも、全体的に中だるみもなく、面白かったです。
個人的には、暗いシーンが多いのでHDR化したディレクターズカットを見てみたいです。
