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ノクターナル・アニマルズのmatsukawaのレビュー・感想・評価

ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)
5.0
トム・フォードの映画が生理的に好きすぎることを差し引いても、とんでもなく傑作。
小説の主人公がエドワード(ギレンホール)なのも、「REVENGE」に意味を見出すのも、全てスーザンの解釈であり、完全な一人称映画なのだけど、その実、スーザンが本当に何もかも掴み損ねているのか、本当は分かっていて分からないふりを選択しているのか判然としない。
判然としないが、どちらにしろ結果は同じ事で、自分の人生を生きることを選択しなかったスーザンは(母と同じく)悲しい顔で一生をやり過ごすことが決定するラスト。恐ろし悲しい。
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