みーちゃん

パージ:大統領令のみーちゃんのレビュー・感想・評価

パージ:大統領令(2016年製作の映画)
2.6
シリーズものと知らず本作だけ見てしまいましたが(ドラマのThe Purgeもあります。そちらは全部見ましたが、俳優陣の演技が微妙…。)、背景(ルール)が分かっていれば特に問題なくついていけました。

Purgeというのは粛清とか浄化的な意味です。恐るべし…。ルールは簡単(?)、一年に一度Purgeの日があり、その日(厳密には12時間)は普段は犯罪とされている行為何をしても不問にされるというものです。

ストーリーもわかりやすいです。過去Purgeで家族を皆殺しにされたチャーリー・ローンはNew Founding Fathers of America(そもそもはFounding Fathersというのはアメリカ建国の父で、ワシントンやアダムス、ジェファソンなどのこと)が推し進めるPurgeに反対しています。一方NFFA側は既得権益を守るため、Purgeを推し進める反対候補を擁立し、大統領選を戦っています。ローンが市民の支持を取り付けることを懸念し、NFFA側は新ルールとして、アメリカ政府の要職に就いている人物もPurgeの対象から外さないと発表します。もちろんローンを粛清するため…。しかし、ローンは一般市民との視点や距離を大事にしているため、シェルターに隠れることはせず、その12時間を普通に過ごすことを決めます。そこの警備を担当するのはLeoを含めた精鋭。12時間を無事に過ごすことが出来るのか…。

時間が短いのであまり精神面を深堀した内容の映画ではないのですが、ドラマ版のように深堀していったら面白いものが作れそうだなと思います。(たとえば、かたき討ちをしたとしても、全然気持ちが晴れなかったなど)でも全体としてわかりやすいです。NFFAはNRAのことなんだろうな。