ユタ

あの頃エッフェル塔の下でのユタのネタバレレビュー・内容・結末

あの頃エッフェル塔の下で(2015年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

面白かった。外交官で人類学者の主人公ポールが若かりし頃の恋愛を回想する話。

こんなお洒落でかっこいい感じでは全然ないけど、レヴィ=ストロース懐かしい…とか思ったり、自分の大学時代のことを思い出して色々切なくなった。

そしてこんなお洒落な恋愛するためには「ウチに碁をやりに来ないか?」と女の子を誘えばよいのだと勉強になった(間違った影響のされ方)


主人公が文化人類学を専攻してて、講義のなかでバヌアツのナゴールの映像が挿入されるシーンがあるのだが、
それはそのまま通過儀礼というか主人公たちが大人になろうともがいている姿にも重なるし、
恋愛もまた、当事者からすれば大きな意味を持つけど、はたから見れば不条理で非合理的なものだよなあ、と思った。

「キングス&クイーン」を見たときにも感じたけど、かなり登場人物が自分勝手で色々みっともない。
でも、それすら不思議と愛おしく感じられるようになってくる。

主人公が未練たらしいとことか、お互いに7人と15人と浮気した、っていうところとか色々行動や言動には共感できないのに、なぜか感情を動かされてしまう映画。

そしてなんとなく「アニーホール」の最後のアルビーのあの台詞を思い出したりもした。