Ryoko

あの頃エッフェル塔の下でのRyokoのレビュー・感想・評価

あの頃エッフェル塔の下で(2015年製作の映画)
4.0
中年男の若かりし日の追憶の物語。
幼少期の母、スパイ映画さながらの高校時代のロシアでの冒険譚、大学時代のあまくほろ苦い大恋愛。描かれる3つの想い出。
まったくと言っていいほど、自分とは共通点は見出せないし、他愛ない個人的想い出なのかもしれないんだけど、兄妹の絆だったり、尊敬する大学教授との想い出、愛する恋人との文通など、かなり心惹かれた。
ふとしたことでありありと蘇る記憶。この追憶するスタイルがとてもよかった。
なんと言っても主人公ポールと恋人エステルの美しくてみずみずしい若さにキュン。
ギリシャ語の本が降ってきて、また追憶するラストのシークエンスが最高に好き。
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