ちろる

あの頃エッフェル塔の下でのちろるのレビュー・感想・評価

あの頃エッフェル塔の下で(2015年製作の映画)
3.4
幼少期の暗い想い出の映像からスパイ疑惑、重い作品なのかと構えていたがそうではなくてメインは人生一度に経験した魔性の恋人エステルとの濃厚な日々。
遠距離を繰り返しながら手紙で文通する描写は割とおしゃれで嫌いじゃない。
ただ1つ、私は女に嫌われるタイプに対して割と寛容な方だったけど、このエステルのことはダメだった。
ミランダ カーを思い起こさせる顔立ちで個性的で魅力的なのだったけど、あまりちビッチすぎる。そしてビッチなのに高嶺の花気取り。
これは主人公ポールも含めての意見だけど、お互い深く愛してでも浮気もお互い寂しいから公認して、いかにも自由恋愛なフランス式の付き合い方がラストまで感情移入できなかったし、おしゃれに自由恋愛気取るなら、お互いの不貞を後からネチネチ言ったり、精神壊れていかないでほしいとツッコミたくなって、だんだん冷めた目で見ている自分がいた。
映像は悪くなかっただけに全然入り込めなくて残念。
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