アルノー・デプレシャンの観る
人類学者で外交官のポールは久し
ぶりに祖国フランスに帰国するが
空港で同姓同名出生日出生地も同
じ別人のパスポート存在からスパ
イではと疑われるがの話
こんなあらす…
デプレシャンは何故ここまで脆い若者を描けるのか。
『そして僕は恋をする』の頃から、
幾分か大人になったポールの目線で語られる。淡く苦しい過去。
繊細というと稚拙だが、たらればで齟齬が生まれるように。…
【まだ存在していたソ連を訪れた無鉄砲なフランス少年】
アルノー・デプレシャン監督の映画で、原題は「わが青春時代の三つの記憶」。
文化人類学者である中年男が、パスポートをめぐってトラブルに巻き込ま…
若きポールとエステルの恋を中心に、友情と愛情を行ったり来たり。
手紙でしかやり取りが出来ない時代の遠距離恋愛は困難で、エステルの寂しさも理解できる。
個人的にはエピローグが秀逸。マチュー・アマルリッ…
(C)JEAN-CLAUDE LOTHER - WHY NOT PRODUCTIONS