プライム見放題の対象作品じゃなかったらレンタル店で見かけてもジャケ画と邦題で判断して絶対に観なかったけど、非常に満足度の高い一本だった。
内容はマイケル・ムーアが「′侵略′と称してヨーロッパ中を飛び回り、各国の良いところをアメリカに持ち帰る」というもの。一部を取り上げると、
イタリアには8週間もの有給休暇があり消化できなかった休暇は翌年に持ち越せる。通称13月。国民の幸福度が高いので国の生産率は上位15ヵ国入り。
フランスの小学校の給食は、栄養が考えられた豪勢なフルコース。なのに給食費はアメリカより低い。
フィンランドの学校には宿題がない。なのに学力は世界一。
スロベニアは大学の授業料が無料。英語の講義も多いので、アメリカで授業料を払えなくなった若者たちがこの国に来て学んでいる。インタビューされた中には「借金」という単語の意味が分からない人がいるほど。
などなど他にもドイツ、ノルウェー、ポルトガル、アイスランドなど(他国からしたら)驚くべき様々な施策が次々と紹介され観ているだけで勉強になった。マイケル・ムーアの物怖じせずズバズバ訊いていく姿勢を自分も見習いたい。
