歌と踊りがあればよしなインド映画が社会派を気取り失敗してる催眠映画。
自殺幇助の疑いをかけられた65歳の老歌手の逮捕から物語は始まる。てっきり思想の抑圧とか、表現の自由なんかがテーマかと思いきや、…
マサラムービーでは無いインド映画。
とてもリアルでドキュメンタリーのような映画。低層階級の暮らすアパートの乱雑さとカオスさがせせこましくあつくるしいのだけれどなんとも魅力的。
カーストの問題をさ…
このレビューはネタバレを含みます
ボリウッドとはまた違うかんじだけどもすごく雰囲気のすきな映画。閉廷するシーン、"ああ、これが当たり前の毎日なんだな"って思う。明らかにおかしいことでも、あまりに生活に溶け込んでいるとなにがどんな風に…
>>続きを読む扇動的な歌を歌ったとし逮捕された老歌手の裁判を通して、そこに関わる人々の私生活を交えながら、インドの社会背景を冷ややかに、時にユーモラスに映し出す法廷劇。なかなか面白い構成だった。
韻を踏んだ抗議…
狙ったユーモアはないのにどことなく弛緩した空気が漂っている気がしたのがなんとも不思議だったが、それがあの裁判の不条理さ (それは「不当さ」でもある) によるものなのだと考えると納得。
法廷での不用…
外から見ると信じられないようなことも、その空気にどっぷり浸かってしまうと、それが当たり前の日常になってしまう。
そんな空気に引きずりこまれるような
不思議な時間だった。
映画を観たというより、夢…
楽しみにしていた社会派インド映画。
社会派インド映画を観たと知人に話したら、笑われてしまった。
『社会派』という言葉と『インド映画』はイメージ的に対極の位置にあるそうだ。言われてみればそうだな…(…