映画を知るきっかけは好きな俳優がキャスティングされていたからで、本国公開前からSNSで様子を伺っていたらみるみる雲行きがあやしくなりいつしかボイコット騒ぎに。ツイッターには否定的なハッシュタグが並んだり、ロッテントマトは驚愕の9%
かなり覚悟して試写会に挑んだけど映画自体はのめり込んで観ることができた。時代が移り変わる瞬間が危うく描かれていて興味深かった。
気になるのは主人公のキャラクター性の頼りなさ。
彼は一体何を表していたのだろう。何を愛そうとし何に怒っていたのだろう。
"名も無き"改革者のひとりとして描くあまり様々な要素を盛り込みすぎた印象もあれば
指摘されるように意図的に事実の捻じ曲げを行なっているようにも見える。
この題材を挙げてこの評価になってしまったことが本当に残念。
ただ、不評だからとこの映画を避けることでこの史実から遠のいてしまう人がいてはいけない。