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ストーンウォールのayakoのレビュー・感想・評価

ストーンウォール(2015年製作の映画)
4.0
史実はともかく、すごくいい映画だった。
主人公の友達でドラッグクインのレイがすっごくかわいかったり、主人公のダニーが白人のイケメンだったり、商業的になりすぎた所がマイノリティを怒らせたのでしょうか。

モラルがなかったり、暴力でしか解決できなかったりするのは、市民権のなくて貧しい彼らには仕方なかったのかもしれない。
負の連鎖が続いていたけど、この暴動がきっかけで、市民権を得て、最近話題になりつつあるゲイ解放運動のパレードが始まった。
妹がその中にいる主人公の兄を見て誇らしげにしているのを見て、涙が出そうになった。

ドロシーを演じたジュディガーランドの亡くなった時期と重なったことは、初めて知った。
安らげる家も家族もなかったドロシーが再びカンザスに帰った時、妹のフィービーが手にしていたのはサリンジャーの本で、恐らく、「ナインストーリーズ」。
なぜ「ナインストーリーズ」なのかはわからないし、サリンジャーはアライではなかったような…
「ライ麦畑」の主人公の妹の名前は、ここでは父や同級生と交われない兄を理解する妹の象徴として使われているのでしょうかね。

それにしても、レイ、かわいかったなぁ。
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