Kota

ストーンウォールのKotaのレビュー・感想・評価

ストーンウォール(2015年製作の映画)
3.6
“名もなき英雄達を称えよ”

1969年ニューヨークのストーンウォールというゲイバーで世界で初めての同性愛者解放運動が行われた事実に基づく物語。パッケージとは違い、恋愛よりも団結や友情にフォーカスが当たっています。“パレードへようこそ”のイギリスや“ミルク”のサンフランシスコのゲイ運動も全てはここが原点で波及していったんですね。

いつの時代もマイノリティーは辛いけど、立ち上がるだれかがいる。黒人差別や女性差別などと同じように、数十年後の歴史の教科書には間違いなく偉大な事件として乗るんだろうな。

主役のダニーを演じるジェレミーアーヴァインが今は亡きブラッドレンフロー似のイケメン。しかも女装もしないし、オネエ言葉もまったく使わない。いわゆるオネエ系のゲイはほんの一部の自己表現ができる人で、他のほとんどはダニーのような人なんだろうね。そんな名もなき青年を切り取った目線がリアリティあってよかった。自分に正直に生きている人は眩しい。最後の笑顔がめちゃくちゃ良かった。