ストーンウォールの作品情報・感想・評価 - 5ページ目

ストーンウォール2015年製作の映画)

Stonewall

上映日:2016年12月24日

製作国:

上映時間:129分

3.6

あらすじ

インディアナ州から、N.Y.グリニッジ・ビレッジのクリストファー・ストリートへやってきたダニー(ジェレミー・アーヴァイン)。ゲイであることが発覚し、両親に見放され、恋人のジョーにも裏切られ、追われるように故郷を出た孤独なダニーを迎え入れたのは、この街で美しさを武器に体を売って暮らすゲイのギャングを率いるレイ(ジョニー・ボーシャン)だった。ダニーは彼らの部…

インディアナ州から、N.Y.グリニッジ・ビレッジのクリストファー・ストリートへやってきたダニー(ジェレミー・アーヴァイン)。ゲイであることが発覚し、両親に見放され、恋人のジョーにも裏切られ、追われるように故郷を出た孤独なダニーを迎え入れたのは、この街で美しさを武器に体を売って暮らすゲイのギャングを率いるレイ(ジョニー・ボーシャン)だった。ダニーは彼らの部屋に住まわせてもらい、常に陽気に歌って踊りな がらたくましく生きていく仲間を得て、この街で身を寄せ合い暮らす様々なゲイやレズビアン、ドラァグクイーンや、政治活動家のトレバー(ジョナ サン・リース・マイヤーズ)と出会うが...。

「ストーンウォール」に投稿された感想・評価

ツクダ

ツクダの感想・評価

3.1
1969年 同性愛が精神疾患とされ、あるがままではふつうに暮らすことも働くことも許されなかった時代、それに声をあげて戦ったひとたちのはなし

それでもまだ同性を愛することが違法とされている国がある
戦いつづける誰かのはなし

ポスターは詐欺
史実を基にした凄く感動的な映画。

NYの70年代はこんなにゲイに厳しかったのか。。隔世の感がある。演技も音楽、ストーリーも良いし、引き込まれます。
Haruka

Harukaの感想・評価

3.7
LGBT差別反対の私。それと知らず借りたら、異性愛というだけで公的に差別された時代のアメリカの話だった。映像が古臭いのがリアル感あってよかった。オネエたちの服装もよかった。
異性愛というだけで、病気とされ、普通に働いて生きてゆくことすらできない心身の苦しさ、想像をこえるだろうと思う。
マイノリティの生きづらさについての映画がどんどん増えていることはとても嬉しい。
あー、大好きな映画になった~。
LGBTものはやっぱり難しい点もあるし、自分もよく分からないから、物語に入り込めないことが多々あった。

しかし本作では、
どんな形であれ「愛」は変わらぬもの、
ということを学べた気がした。

『パレードへようこそ』を観た時は、
男性同士の恋愛(BL?)・ゲイ 等
はよく分からないな〜、という感覚でしか見ておらず、偏見も持っていた。

しかし、本作鑑賞後は そもそも の「愛」を伝えられた気がして、男性同士の「恋愛」という観点からではなく、人間同士の「恋愛」という観点から観ることが出来た。
偏見がなくなった、と思う。


「ストーンウォール」の史実と違うとか、批判もある映画のようだけれど、この映画を観てどう感じるか、「ストーンウォール」という真に起きた出来事を調べるきっかけを与えてくれたこと。そのことが大事だと思う。

それより、トレバーの勝負曲。プロコル・ハルムの「青い影」にハマりすぎてどうしよう。トレバーよ、浮気はダメやで、若い子が好きなんだろうけど。
事実を知らずに観たので単純に映画としての感想。とにかく人物描写が丁寧だった印象。同姓愛者にも権利を!の運動に至るまでの、くすぶった感情怒りのぶつけ所に迷う様。暗くて鬱積してたけど見応えはあり。ジョナサンRマイヤーズ久しぶりに観た!カールグルスマンは出演作続くね
ゲイ解放のさきがけとなった実際のストーンウォールの反乱は、同性愛者たちを差別し犯罪者扱いしていた1969年にゲイコミュニティにあるゲイバーへの警官たちによる嫌がらせのような度重なる手入れに怒りを爆発させ、抵抗の口火を切ったのは黒人のドラッグクイーンやプエルトリコ系のトランスジェンダーにレズビアンと言われているのですよ。
つまりはセクシャルだけでなく人種的にもマイノリティ。
それを、田舎を追われてNYに出て来たばかりの無知で純情なゲイの白人の少年が、都会の荒波に揉まれて成長する話が主体になるのは別に良いのだけど、行く宛なく売春夫のコミュニティに助けられ世話になりながら、自分は彼らと違う、大学に入ればなんとかなると思っているのにふらふらしてるような彼を、ずっと自分らしく生きる為に売春行為や暴力にも耐えて来た人たちを差し置いてヒーロー的に描いてしまっているのが頂けない。
その所為か個人的に、ストーンウォールの反乱が穏健派の危惧する暴力的なものに見えてしまってる気もするのだけど。

というわけで、LGBTQの方々を中心にこの作品がボイコットされた理由がわかりましたわ。

レイ(ジョニー・ボーシャン)を中心に描かれる、頼るもの(家族)も何もなく、住居なども助け合って生活している売春夫コミュニティや、主人公を取り巻く周囲の人々のキャラクターは良いから、レイの気持ちおかまいなしに困ったときだけ彼を頼るイライラする(笑)主人公ダニーよりも、レイたちを中心に描けば良かったのにね。
そりゃあダニーみたいな少年もいるだろうし、その方が商業的に受け入れられやすいだろうと思われたのかもしれないけど、ストーンウォールを題材にするには違和感を感じざる負えない。
レズビアンどころか女性すらほとんど出てこなかった気がした
Aya

Ayaの感想・評価

3.3
エメのゲイものですって!
しかも「ストーンウォールの反乱」の映画化・・・とはちと言い難いようで・・・。

ちなみに1番の驚きは日本公開2016年12月になってるのに2017年8月現在新作として京都でかかっているということは衝撃的ですね!!

「インデペンデンス・デイ:リサージェンス」は予算が1億6000万ドル。
こちらは1200万ドル・・・超小規模でエメ自身ゲイなこともありかなりパーソナルな内容になることは見る前からわかる。

ヤバいです!
トマトでの評価が9%です!!全米の批評家にディスられてます!!
ちゃんと原因があって。
歴史考証が適切にできていない(歪められている)点、極端にホワイトトラッシュされている点の2点だそうで。

ショーン・ペンの「ミルク」の10年以上前の出来事ですね。

私この話知らなかったので、見ている間はあまり違和感を覚えずに見ていたんです。

田舎で好きだった彼との秘め事を友達に見られ、故郷を追われるようにNYに出て来たジェレミー・アーヴァイン。
そこで出会った姉御肌のジョニー・ポーシャンら男娼たちの仲間に加わって生活をしてゆく中で、くだんのストーンウォールインでの暴動に巻き込まれるっていうかコイツがかなり率先してやっているというか・・・。

田舎から出て来たいわゆるトランスジェンダー的な振る舞いや格好をする子ではなくわりとノーマルなゲイなんですね。
内向的で優しい子。
だから途中で良好的にゲイ運動を進めていこうとする男の誘いに乗っちゃって、フラれて、完全に腹いせで暴動に参加したように見えたんですけど・・・。

で、この子の姉御的ないわゆるオネェっぽい感じ、男前な「姉」を演じるジョニー・ボーシャンて人が見事に役にハマってて!すっごい良かった。
この人見たことないんだけど「NERVE」に何役で出てた?ぜんっぜん記憶にないわ!

この2人の姉弟関係すごく良かったな。

多分何も知らないと、エメのわりに小規模で観れる作品作るなーと思ったんだけど、アメリカではかなり問題視されたようで。
まあ、エメみたいなビックバジェット監督って単純に嫌われるんじゃないですか?

エンドロールにもチラッと出てくるんですけど、実在の人物でのちに活動家になっていった人が何人か出てはいるんだけど、あんまりフューチャーされた役ではなくて。

ほぼフィクショナルな登場人物たちが主軸に置かれているため、これはもうテーマの引用レベルかと。

しかもそれがほぼ白人のみで構成されているんですね。
あの女装のマーシャ、とかいう黒人のお姉さん実在しますよね?のちの活動もエンドロールに流れたりしてるのに、劇中靴投げるシーンしか印象に残ってない。

今まさに人種問題が大変なことになっている時にこのホワイトトラッシュぶりはハッキリ違和感ですよね。
舞台NYなのに多人種、メキシコ系やアジア系、アイルランド系の人もほとんど出てこない。

且つ、ゲイ以外のレズビアンやバイセクシャル、いわゆるクィアな人たちが排除されている点。
女性なんてパトカーのシーン以外ほぼ出てこないですからね。
それは白人のゲイであるエメの差別的な視点を感じてしまった。

主人公の妹役で「ホワイト・ハウス・ダウン」のあの子出てたね!
もう18歳か・・・時が経つのは早いです・・・。

調べて見たのですが、どうもこのストーンウォールインの暴動、諸説あるようでして・・・そんな前の話でもないのに・・・。

暴動を起こした側でも意見が割れており、最初に警官隊への攻撃は瓶ビールでを投げつけたとかヘアピンを投げつけたとかそのレベルで食い違っているようで・・・。

そして踏み込んだ警官隊からも新証言が出るレベルとか。
普段から確執はなく、当日も一緒にダンスをしていたとかそもそもウォール・ストリート関連の盗難事件を追ってたとか・・・調べるだによくわかりません。

ただラストにNYをパレードするシーンの安さはたまらないw
人数が少ない上合成が下手くそだし見せ方が下手すぎるw
低予算の使い方に慣れていないエメの可愛さが出たと思った(あそこお父さんいないとダメだろ〜!)
で、彼が里帰りしたのは結局なんだったんですかね??

後、やっぱコレ系のレベルの作品にしては長すぎです。100分てか80分台でもええわ。
わりとダラダラしてるんだから!
ratna2003

ratna2003の感想・評価

2.5
まずはじめに、「ストーンウォール」とは、
1969年6月28日、ニューヨーク市のゲイバー「ストーンウォール・インが警察の立入捜査を受けた際、居合わせた「同性愛者らが初めて警官に真っ向から立ち向かって暴動となった事件」と、これに端を発する一連の「権力による同性愛者らの迫害に立ち向かう抵抗運動」を表す。

主人公のダニーはイリノイ州からニューヨークのコロンビア大学に入るためやってきた青年。
バスで降り立ったのはゲイのメッカであるクリストファーストリート。そこでレイという女装のオカマと友達になる。

ダニーがニューヨークにきたのは高校時代に幼馴染の男性と一緒に車にいるところを同級生に見つかったことが原因だった。

この頃のアメリカでは同性愛者は精神患者とみなされて効用禁止や入店拒否、人格否定されていた。

映画は、ダニーがまわりのゲイと友情を築き、そして「ストーンウォールの反乱」を起こすまでのことが描かれていく。

ローランド・エメリッヒ監督の映画『ストーンウォール』では反乱の中心だった有色人種やトランスの人を無視してイケメンの白人男性を選んだことで、事実と異なると公開中止の署名が2万人にも及んだそうだ。

このレビューはネタバレを含みます

 まだまだLGBTが市民権を得ていない時代にゲイ解放運動のきっかけとなった実話をベースにした話。

 序盤は主人公がニューヨークにやってきて、地元のギャングと接して仲間になって行くのと同時に田舎でゲイがバレてニューヨークにやってくるまでが描かれて、同時進行で何の変化もなく描かれるために時間と場所が違って混乱する演出でした。

 この田舎での生活が面白くてゲイがいかに大変な思いをして生きるのかがわかって興味深く見ることができました。ニューヨークでも警官とかに弾圧されたりしますが、そっちでの生活で主人公が暴動のきっかけに至るまでが、正直どうして怒りをぶちまけるのかが理解できずに性的マイノリティーの苦しさが主人公が理解しているとは思えなかったです。ただ彼氏が知らない男といちゃついていて、それで怒ってただけにしか見えなかったです。

 これだけ面白くなりそうな素材で描き方次第で普通に面白くない映画もできちゃうんだと勉強になる映画でした。