君はインド版リーガル・ハイを知ってるか？
無神論者の傍若無人な宗教観には誰もが苛立つだろう。しかし、特定の宗教を持たないということは即ち全ての物事をフラットに捉えることが出来る、ということなのである。
粗筋の通り、主人公が神を訴える為に国中の各宗教家たちを裁判所に呼びつける。インドの民族の風習として、ジャンルに関わらず宗教への強い結びつきが存在する。つまり主人公の存在とは、インドの大衆にケンカを売るということなのである。
偏った思想を持っている人は誰か。彼の発言にハッとさせられる。
痛快な裁判のシーンは圧巻。怒涛の屁理屈じみた正論のマシンガンを全身に受けて完全に打ちのめされた。
