あまんだ

22年目の記憶のあまんだのレビュー・感想・評価

22年目の記憶(2014年製作の映画)
3.2
社会派な映画と思っていたら、違いました。家族のドラマでした。

売れない役者のお父さんが、ひょんな事から、来るべき南北会談の為、金日成の替え玉に抜擢、のめりこむあまり、次第に自分と金日成を、同化させていく。
そんな父に、翻弄された息子との話。

流れに、意外性は無いのだが、ソル・ギョングさんの演技力も相まって、観いる。
金貸しの人が、何か良い人と言うか、きっちりしてる人でなごんだ。
社長は、借金と手数料引いた残金を返してくれるし、従業員の人が、成り行きで飼ったやぎを終始気にかけていて。

結局、1994年の会談は実現されず、歴史に翻弄されている事を考えると、かなり重いのだが、父と息子の関係性に重点を置いているので、ヒューマンドラマの仕上り。重厚感を求めると、違う!て、なるけど、普通に良い話。
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