クリネックス

ハッピーエンドの選び方のクリネックスのレビュー・感想・評価

ハッピーエンドの選び方(2014年製作の映画)
4.3
自分にとってのはじめてのイスラエル映画でした!
安楽死、尊厳死という明確なキーワード・映画のテーマが決められていて、自分的にはそういう何かを考えるきっかけをくれる映画は大好物なのでだいぶ好みでした!!

主人公は発明好きのおじいさん。
ある日、末期ガンを患う夫を持つ友人に夫のための安楽死装置を依頼されます。その装置が反響を呼んで、依頼が増える中で、自分たちは殺人をしているのかという葛藤に苦しみます。そんななか主人公の妻の認知症の症状が重くなってきて・・・という展開です
最後のシーンは、この映画の尊厳死に対するアンサーのような気もしてとても好きな終わり方でした!

この映画は死を扱う重いテーマなのですが、随所に笑える(おもに警察との絡み)もあって楽しく観れました!

自分も老後に病気にかかったら苦しんで闘病生活をするよりはやく楽になりたいって思いますね。
この映画は主な出演者のほとんどがご老人で、より死が身近であるからこそ死にたいという言葉がリアルでしたね
若者が軽々しく言う死にたいとは訳が違います。