泥酔かよ

ハッピーエンドの選び方の泥酔かよのレビュー・感想・評価

ハッピーエンドの選び方(2014年製作の映画)
3.8
イスラエルの老人ホームで妻と暮らすヨヘスケルは発明が大好きでとっても優しい男

ガンの再発で死にたいというゼルダに神様のフリして電話をかける
「死を恐れるな お前の資料を見た 天国コースだよ だが空きがなくてな そっちで治療を続けてくれ 時間はある 急がなくていい」と

そんなやり取りが冒頭から続いて、笑いもある軽い映画だと思いきや、
テーマは尊厳死や認知症でやっぱりそれなりに重たかったですねー

ただ嫌な重さではなく、重いなりに終始あたたかくブラックユーモアもあったりで観やすかった

ある日ヨヘスケルの親友は望まぬ延命治療で苦しみ死にたいと言う
そこで彼は、自らスイッチを押して最後を迎えられる安楽死マシーンを発明します

すると評判や噂が瞬く間に広がり依頼が殺到

そんな彼に妻は殺人だと否定するのだけど、妻の認知症も段々症状が酷くなっていって....

尊厳死がテーマの映画は何個か観てるんだけど、ホント毎回考えさせられる

"生きろ頑張れ"というのも愛だし
"もういいよお疲れ様"と逝かせてあげるのも愛だし

自分がもし望まぬ延命治療に苦しむことになった時、どっちを希望するんだろうな

多分尊厳死を選びたいと思う気がするけど、小心者だから自分でピリオドをつけられるか今は自信ないな
まぁ考えたところで日本では無理だけど
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