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マクナイーマのharuのレビュー・感想・評価

マクナイーマ(1969年製作の映画)
3.5
マクナイーマの波瀾万丈な冒険。

なぜか黒人のオッサンの姿で生まれたマクナイーマ。不幸にな〜れ!と願いを込められ名付けられたマクナイーマは、魔法の水を浴びてイケメン白人に大変身。その後は大好きなお金と女に囲まれて、幸せに暮らします。
とにかく好き放題のマクナイーマと、彼に振り回される家族の話なんですが、いろいろ振り切ってておもしろかったです。ピュアなマクナイーマはどこまでも自己中心的で、転んでもタダでは起きない。さらにすべてが彼にとって良い方向へ向かうという恐るべき強運の持ち主。普通ならショックを受けるべきラストでさえも、マクナイーマにとっては全くそんなことはなく、母の願いもむなしく彼は相当幸せな人生を歩んだと思われます。
設定とか登場人物とかいろいろぶっ飛んでるのに、話がメチャクチャになることはなく、最後まで楽しめました。マクナイーマの白人バージョンがイケメンなのかは微妙なところですが、ブラジル産コメディはなかなかツボにハマりました。いつもマクナイーマにおいしいところを持ってかれるお兄ちゃんがおもしろかった。
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