超空間コベ

シャブ極道の超空間コベのレビュー・感想・評価

シャブ極道(1996年製作の映画)
4.0
その辺のヤクザ映画とは、ちょっと違う。
舞台は、昭和48年の大阪~阪神大震災時の神戸。

シャブを愛し、シャブこそが人々に幸福をもたらすと真剣に信じている極道、真壁。
酒が大の苦手で、ビールひと口でゲーゲー吐きまくる。
「俺はシャブしかやらへん。酒は体に毒やからなぁ~ハハハ」

スイカにシャブをふりかけて美味そうにパクつき、しゃぶしゃぶにシャブをふりかけて「シャブしゃぶしゃぶ」とか、小学生レベルのギャグを実践するのだ。

夢は「自らの体内で、メタンフェタミン(シャブの成分)を生成すること」。
100年後には、シャブで世界平和をもたらした男として、歴史の教科書に名を刻む存在と自負している。

夜逃げをかました前組長に代わって後を継ぎ、シャブのシノギで組を立て直していくが、やることなすことムチャクチャで手がつけられなくなり、組員からも見放されていく。

「なんでやねん…なんでワシを一人にすんねん…!」

組も子分も捨て、ひとり我が道を行く真壁。
そしてついに、撃たれた傷口から…!
(←この辺になると、観てる方もさすがに付き合えなくなる(笑))

「ワシの行く道は神の道や。誰も止められへんねん…!」
超空間コベ

超空間コベ