さすがにみすぎた。二桁いってる
サントラを改めて聴くと「君を乗せて 4分ver.」のイントロ部分がこの物語を凝縮し表していることに気付きました。
久石譲はすごいですね。長生きしておくれ
本編は語り尽くしたと思うので、今回気になったところを考えてみます。
最後、滅びの呪文をパズーに教えるとき、どうやって伝えたんでしょうか!?
口頭だと、「パズー、滅びの呪文はバルスよ」と教えた時に起動しかねません。方法は無数に考えられますが、ここは無理矢理考えてみることにします。
そもそもバルスの呪文は、なぜ設定されたのでしょう。自爆機能付きの城なんて聞いたことありません。
まずラピュタはかつて世界最強の帝国で、あの天空の城を中心に全地上を支配し恐れられていました。
飛行石も竜の巣も700年城を護っていたロボット兵もラピュタ帝国の技術で、聖書にでソドムとゴドラを焼いたのもラピュタの雷とされています。やるね〜〜
そう、重要技術と兵器てんこ盛りなんです。他の国にこれらを奪われることを恐れていたのではないでしょうか。少なくとも目的のひとつではあるはずです。
次に、ラピュタの人々は何故天空の城を諦めたのか?
これはラピュタ人の身体が技術に頼りすぎて脆くなっていたため、疫病に耐えられずやむを得ず地上に降りたという設定があります。しかし、その際にバルスは使っていない。
ひっそり受け継いだラピュタ王の血族らが、呪文と飛行石とを携えいつの日か天空の城に還ることを信じての事だと思います。そしてムスカは理解していました。あの城さえ手に入れてしまえば、また世界を支配できるはずであると。(ゴリアテが相手にならなかったことから、恐らくその予想は正しい)
ところで、ラピュタには雲を纏い地上から見えないようにする機能(龍の巣)がありますが、飛行石を持っていれば自動で晴れるそうです。飛行石を遠くからでも検知する機能があるんですね。
もうひとつ、着目したい技術があります。ロボット兵です。彼らはシータを王族と認めたあと、彼女に相対するものへの攻撃を始めました。そしてなんとロボット兵は、シータをパズーに差し出したのです。
これってすごくないですか?直接命令がなくとも、シータの態度からそうするべきだと理解していた!AIという次元を超えた、完全な人格ですね。しかも相当に気の利くタイプ。怒らせると怖いです。
ようやく揃いました。これですね。
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|パズ〜へ ☀️ |
| 滅びの呪文はバルス |
| せーので詠唱してね |
| このメモは飲み込め |
| シータより💋|
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冗談はさておきまとめます.
・「バルス」の呪文は、城、兵器、財宝が敵国の手に落ちるのを防ぐために採用された
・飛行石には音声認識機能があり、さらには(ロボット兵のように)話者の感情をも読み取る高次AIがついていた
・誤爆防止のため、心のこもってない「バルス」は無視するプログラムになっていた
結論、「シータは普通に口頭でバルスを伝えた」
以上