1979年のアメリカなんだよな、と何度も思いながら観ていた。
皆の前でアビーやジュリーが生理の話をしてジェイミーの母親に嫌な顔をされるシーンがあるけど、(生理の話を同性である年上の女性=母親がやめさせようとする描写が悲しかった)日本はつい最近まで生理の話を表立ってすることは憚られていた。
生理の話はくだらない話ではないのに。
最初はジェイミーが女性の味方だ、みたいなことを言った時正直「どうせ口だけでしょ。」と思ったけど、一般的に男性が苦手だと言われている「心に寄り添う」ことをしたり、(アビーの通院に付き添うとか)、ジュリーのために妊娠検査薬を買ってきてあげたり、男子のホモソ乗り(セックスの話)に安易に乗らずに反論したことによってボコボコにされた挙げ句車にダサい落書きをされたり、アビーから貰ったフェミニズムの本を一生懸命読んだり、女性が何を考えているのか、どういった困難があるのか学ぼうとしている姿勢は胸を打つものがあった。
あと、音楽がかっこいい。