待ってアネット・ベニングこんなに老け役演じる必要あるん? ってところに引っかかったんですけど(だって『ザ・レポート』2019の彼女のほうが断然若いよ)本来は彼女だけを立てればいい脚本のはずが、結局グレタ・ガーウィグにもエル・ファニングにも等分のスポットライトが当たるよう、慎重にアネットが見せ場を譲っていくことで用意されるという、彼女の天分がよく出た作品でした。
パンクシーンについてはUKパンク派なのでコメントを控えます()。
アンナプルナ・ピクチャーズはしかし、こういう地味な作品からオスカー受けするタイトルを次々出していたのはちょっとした奇跡でしたなあ(もう死んだみたいに言うがまだ生きてはいる……よね)。