エメチン

20センチュリー・ウーマンのエメチンのレビュー・感想・評価

20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)
3.7
簡潔に要約するのは難しいが、15歳の少年の成長と、性と愛についての哲学を複雑に交えながら同時に描く作品だと感じた。終盤のジェイミーとジェリーの「君が欲しい」「あなたの想像する私と本当の私は違う」という会話は恋愛に限らず人間関係の本質で、どれだけ親しい間柄でも実際の内面は当人にしかわからず、それは『カモンカモン』で描かれた「子どもは無邪気に見えても以外と物事をちゃんと考えて生きていること」にも通じると思った。
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