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20センチュリー・ウーマンのayakoのレビュー・感想・評価

20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)
3.9
70年代を舞台に母と息子を描いたら、周りの女の人たちが性に奔放になりすぎていた。

息子を理解できない母は父親役を探すのだけど、身近な男性は母にとっても“不適切”
そこで2人の女性を登場させる。男性は必要ないとでも言うかのように。
そんな母は同僚からレズビアンだと思われているし、昔の夢は空軍のパイロット。髪型も服装もフェミニンな感じではない。
17歳の幼なじみジュリーは、親しい人とは“できない”
写真家アビーは子宮の病気と向き合っていて子どもを持つことにもつながるから、冷静になるし、その態度はフェミニストとも言えるんだけど、グレタガーウィグって、ほんとに何言っても違和感ない(いわゆる下ネタのことだが、下ネタというから卑猥に感じるだけで、はっきり言えるのはフェミニストなのだ!)。その場がしらけても、わたし的には全然問題ない! 赤い髪も似合ってるし。
そんな3人の女性に囲まれて思春期を過ごすジェイミーは、自分でも言ってるけど、フェミニスト。いいやつ。実は母の心配するような子ではない。
50年代から、親よりも外での交流の方が重要視されてたのだけれども(アメリカの都会では)、母に感謝したくなった。母の日に公開すればよかったのに(一緒に観に行くのはオススメできない)。まぁ、世代ギャップはあるよねぇ。母だって間違いを犯すし。来世のボガートが近くにいるかも、とか言っちゃってるのはかわいかった。

time goes by〜
過ぎ去った時代も大切に思える。
当時のビジュアルの再現率はどんなもんか、よくわからないけど、もっといろんな時代を映像で見たいな。

ジュディブルームはぜひ読みたい。

エルファニングの服装かわいかった。
明日は青いスカートにしよう。
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