耕平

耕平の感想・レビュー

5日
20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)
4.2
めっちゃくちゃ良かった。観る前からフェミニズム映画であるという知識はあったし、実際素晴らしいシスターフッド映画であると思うが、この映画の良さはそれだけではない。

まずもって最高のティーンエイジャー映画(YA映画と括ってもいいかもしれない)だし、パンクロック、ポスト・パンク、アート・ロックという当時の音楽状況がそのまま物語とリンクしているのが上手すぎる。今トーキングヘッズを久しぶりに引っ張り出してこれを書いている。

そしてやっぱり主役のアネット・ベニングが最高。なにが最高って、顔がデヴィッド・ボウイに似てる(いやそこかよ)。まぁそれは冗談として、なんつーいい役者だ。こう、派手じゃないんだけど、地味にずーーーっと良いんだよね。いやぁ素晴らしい。

ちなみにウィリアム役のビリー・クラダップは、良い感じに枯れたヒッピーを演じていたんだけど、セックスシーンで脱いだ体が鏡を観ているようで辛かったです… もうちょっと痩せるかマッチョになるかしよう…

研究対象としても本作はめちゃくちゃおもしろい。中盤に挟まれるベニングの1999年からの回想ナレーションと、ラスト間近のカーター演説に感動するシーンが凄くいい。やっぱりロナルド・レーガンの登場ってのは間違いなく時代を変えたんだよね。

いやー良い監督。過去作も追うことに決めた。