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20センチュリー・ウーマンのととしのレビュー・感想・評価

20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)
4.1
M.ミルズ監督曰く「1979年は現代に繋がる全ての始まりの年だった」
「アメリカンビューティー」の頃は元宝塚のようなA.ベニング がすっかりD.キートンのように…なってるのは見た目だけで、大戦前にはパイロットまであと一歩だったパワフルばつ1母さん(55)に。女手一つで15歳の息子ジェイミーを、古い屋敷で下宿屋をしながら育てます。店子の写真家アビー(24)とジェイミーの幼馴染ジュリー(17)がタイトルの「20センチュリーウィメン(原題は複数形)」であり主人公達。
思春期の息子との距離感に悩む二世代差(40で出産)の母が身近な若い娘達を巻き込んで…というコメディか、はたまた陰鬱とした哲学系かと思いきや、地に足ついたリアルな79年(重要!)の青春ホームドラマでした(陳腐な言い方w)キャラクターの掘り下げ方がハンパなく、エキセントリックな芝居はカケラもありません(^^)ジェイミー役のルーカス・ジェイド・ズマンは演技もルックスも将来楽しみd(^_^o)
音楽メインの「シングストリート」まではありませんが(時代的にはその数年前)今作もパンク、ニューウェーブ(若い人は知らない言葉でしょうw)がかかりまくり♫トーキングヘッズ、スージー&ザバンシーズ、ディーヴォ、D.ボウイ、の一方で、母サイド的にベニーグッドマン楽団やルイアームストロングも。
79年、フェミニズム時代到来を声高に(主題として)叫ぶ観念の話ではなく、この年に生きる様々な世代の女性達のリアル、温もりを、少年が肌感で理解していく様に共感できる物語でした(=´∀`)人(´∀`=)