とぅん

20センチュリー・ウーマンのとぅんのレビュー・感想・評価

20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)
3.5
前作「人生はビギナーズ」がとても良かったので、今作も期待して観ましたけど、
何となく前作よりも間口の狭いパーソナルな趣があった気がします。

でも、写真をバックにナレーション乗せたり、黄色いキッチンにタイル貼りにエメラルド色の洗濯機とか、
登場人物のファッションとか、マイク・ミルズ監督の相変わらずのビジュアルセンスは健在。
前作同様、選曲なんかも最高過ぎて、やはり観ていてオシャレな映画観てるなって気になってくる。

また、今作の最大の見所は母親役のアネット・ベニングでしょう。
逞ましいようで脆い複雑なキャラクターを創造してみせてます。

主人公と母親をとりまく人々もまたキャラクターがしっかり掘り下げてて、人となりが分かるのがすごい。
グレタ・ガーウィグの近所のねぇちゃん感最高過ぎる。

あの主人公が現在の監督と考えると、監督ってどんな感じの人なのかなぁと、ちょっと気になる。
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