rimi

20センチュリー・ウーマンのrimiのレビュー・感想・評価

20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)
3.0
映像が綺麗だった。
母が生きた時代の流れと、息子が生きる時代の流れが感じられる映画。
それぞれの時代の考え方があって、母は息子を立派に育てようと、息子にいい刺激を与えてくれるであろう女性二人の手を借りる。
そして息子が少しずつ外の世界を知り、理解できない行動が増え、少しずつ母の知らない息子になっていくのが見ていて切なかった。
「あなたは外の世界の彼を見ることができるのが羨ましい」と嘆く台詞が印象的だった。
それでも息子の生きる時代を体感しようとパンクやクラブに触れたりと、母なりに息子と同じ時を共有しようとする姿に母の愛の深さを感じた。
他の二人の女性は何がしたいのかよく分からなかった。二人とも魅力的だけど、性に奔放で自分の求める男性像を押しつけて振り回してるような気がした。
rimi

rimi