ぬ

20センチュリー・ウーマンのぬのレビュー・感想・評価

20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)
4.8
親と子、男と女、幼馴染同士、20世紀の中にいる人間と21世紀をみる人間、そんな近くにいるのに手の届かない他人同士。
私たちには他人を真に理解しきる事は出来なくて、でもどうにか少しでも理解できないかなんて期待して日々足掻いて、どこかわかったように錯覚してでも本当は別に全然理解出来てなんていなくて、その事実と自分の思い上がりに気付いてやり切れなくなって、それなのにまだ懲りずに他人と理解し合えないかなと願ってしまう。
多分生きるってそういう事で、だからこの映画は人間たちのための映画で、人生賛歌だと思った。


映像・色彩感の美しさ。
ぬ