ニクガタナ

20センチュリー・ウーマンのニクガタナのレビュー・感想・評価

20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)
3.5
寂しさを抱える同居人各々が、家主の母子を中心に、互いの幸せを想い合う、母の日に観るにふさわしいヒューマンドラマ。皆ちょっと本音さらけ出し過ぎで、会話が性方面で赤裸々すぎ。なかなか家族とは観づらい作品。アネット・ベニング久しぶりに見たが、良い感じに枯れ、樹木希林と市原悦子を合わせたような柔らかい雰囲気でなんだか素敵。思春期真っ盛りの息子ちゃん、期間限定のかわいくカッコいい佇まい。エル・ファニングも相変わらず透明感ありつつ、自身の存在持て余しぶざまにとんがるハイティーンを好演。世代差を象徴するような未来志向な音楽とクラシカルな音楽の対比が印象的。随所で使われる変な早回しビデオエフェクトだけ意味不明。
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