アノン

20センチュリー・ウーマンのアノンのレビュー・感想・評価

20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)
3.5
ああいう家族の形に憧れたりする。

おおらかで楽しいお母さんドロレスと思春期を迎えた息子ジェイミーとその幼なじみのジュリー。そして同じ家に住む赤髪のアビーと木が好きなおじさんウィリアム。

この5人の不思議な関係と暮らしに引き込まれた。

親離れや子離れ、友情や恋。
親が子を思う気持ちは計り知れないけど、その子供はそういう親がうざくて仕方ないんだよね〜

それを素直に受け止めて17歳のジュリーとアビーに息子の世話を任せるのもすごいなと思った。
彼女たちもまだまだ不完全で早熟なのに。

でもそれでお互いに学びあって新しい発見して…ってとにかく素敵な関係だった。
あの年頃の男の子に2人の年上女性の存在はデカいよ。
確実に良い男に育ったと思われる。

あと映像がとても好きだった。
部屋の壁や家具、洋服の色がとても鮮やか。
セリフの無い車が走ってるシーンとかスケボーのシーンの時の撮り方とかもすごく良い。

ストーリーの切り口も映像も全てからセンスを感じれる映画だった。
アノン

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