20センチュリー・ウーマンの作品情報・感想・評価

20センチュリー・ウーマン2016年製作の映画)

20th Century Women

上映日:2017年06月03日

製作国:

上映時間:119分

3.8

あらすじ

「20センチュリー・ウーマン」に投稿された感想・評価

pencil

pencilの感想・評価

3.5
設定が1979年と言う事を忘れてしまう位、現代に当てはまる作品。
ファッションや音楽もいわゆる「懐かしい感じ」は全くなく、この映画の中ではむしろ新しく感じるほどステキだった。
エル・ファニングが森でタバコの吸い方をレクチャーするシーンが好き。
にしても、彼女の堂々とした演技すごかった。
non

nonの感想・評価

4.0
【2017年レビュー】
母ドロシア役のアネット・ベニングがとてもチャーミングで、ジュリー役のエル・ファニングがとてもキュートで、アビー役のグレタ・ガーウィグがとてもクール。この3人の女性がなんとも色々とこじらせていて、それぞれにとても共感できた。特にドロシアにはかなり感情移入してしまい、自分の人生と重ねて観てしまった気がする。ジェイミー役の男の子、演技は微妙でしたが、可愛かった。時代が移り変わっても変わらないもの、時代とともに進化していくもの。家族の形。恋愛。結婚。幸せの形は人それぞれ。人生は困難に満ちている。
joerecord

joerecordの感想・評価

3.5
名台詞多い
女性の強さを飾らずに描いた作品。
2017年のアカデミー脚本賞にノミネートされた本作。ずっと前から気になっていた作品でしたが、ようやく観ることができました。脚本賞というのはもちろん、脚本家に贈られる賞ですが、監督にも編集者にも贈られてもいいと思います。映画というのは、3度書き換えられると言われています。脚本で、撮影で、編集で。ハリウッドは特に特徴的で、脚本家はプロダクション行こう全く作品に関わらないということも稀ではありません。この作品は、脚本家が監督もするパターンですが、脚本家のマイク・マイルズと監督としてのマイク・マイルズとは別人と考えてもいいと思います。

素晴らしい脚本は、キャラクターが動いている。もちろん、キャラクターは常に動いているのですが、動かされているのではなく、自分から動いているキャラクターというのは作品中でかなり生き生きしています。この作品の優れているところは、3世代の女性キャラクターをステレオタイプではなく、ユニークながらもその世代を象徴するように描けているということです。その3人の女性はジェイミーという少年を中心に描かれます。まず、ドロシー。ジェイミーッの母で戦争を経験し、夫と離婚し女で1つで息子を育て上げてきた強い女性です。息子の幸せを願う母親ですが、「自分よりも幸せに生きてほしい。」という願いが強すぎるが故に少し硬い部分があります。しかし、2人のシェアハウスの住人と、ジェイミーの幼なじみによってその硬さがとれ、少しずつ柔軟になることにより、彼女の人生にも小さな光が降り注ぎます。アビーはドロシーの家で一室を借りる写真家。若い輝きを放つ彼女ですが、その光が強すぎて、時には前が見えず道を外してしまうときもあります。しかし、ジェイミーという年下を気にかけることで大人の女性として落ち着きや責任を感じるように。ジェイミーの幼馴染のジュリーは思春期でなんでも吸収してしまう女の子。ドロシーとアビーの大人の姿を見て、憧れとそこからくる反感から自分とは何かを探していきます。この3世代の女性が失ったもの、まだ持っていない部分をお互いに気付かせ合い、人生とは幸せとは何かを探して行くその好奇心など、とても深い部分に入っていきます。

編集もとてもバランスが良く、咲く日のリズムをうまくつかめているように感じました、リズムと一言で言える言葉ですが、2時間の映画の中でそのリズムを作り上げて行くことはとても難しいものです。そのリズムにより、キャラクターたちの立ち位置、関係性が大きく変化するため、そのリズムを見失うことは、映画を崩すことに一致します。キャラクターを中心とした脚本と編集があってこそのこの作品の良さが最大限出ているのではないでしょうか。キャラクター同士の関係を考慮して、女性という大きなテーマを描いた素晴らしい作品です。
だいぶよい〜〜〜キャスティング最高
じめっとしすぎずからっとしすぎず優しくて台詞も衣装も演出もすべてがよい映画
ジェイミーのシャラメ感…
おみ

おみの感想・評価

-
みんな良いって言ってて、私も好きだろうなと思ってたのに、今まで見てなかった本作。
観てみた、やっと。
会話のうまさ、ファッション、セット、音楽、アネットベニング、グレタ。どれも好きなのになぜか、一回じゃ響かなかった。
なぜだ。ショック。

なーぜーーー。
この映画を「めちゃくちゃ良い」と言いたかった。
FUKU

FUKUの感想・評価

3.9
2019年 19本目
木蓮

木蓮の感想・評価

-
異なる世代の三人の女性の生き様を身近な他者という視点から親密にも淡々としているようにも思える距離感で描いているのが良かった。
自分が女性であることを自覚してどう生きていくかもがき続ける過程が当時のフェミニズムの歩みと重なり、しかしフェミニズムと彼女たちの関係を単純化するのではなく、むしろ男性中心社会の中での女性の役割を内面化してしまっていたり、男性から見た欲望の対象としての自分に苦しんだり浸ったり、いくつもの自己矛盾を抱えながら自分の生き方を探していく姿がリアルだった。
常にナレーションが近しい他人の視点で語られるのも否定しようのない「主観」によりこの映画の語られる人物の人生の物語への観客の視野が狭められるのを良しとしていないからではと感じる。
私は好きです、この映画。
minami

minamiの感想・評価

4.1
よかった。とても。
たぶん私は点数つけるのが厳しめだと思うのだけど、久々の4点超え。

上映時から気になっていて、だからとても期待していたのに鑑賞後もこうして良かったと思えるのだから、とても良作です。

まず台詞まわしがとてもよい。
私が映画好きになったきっかけは、昔の映画の掛け合いや言い回しに気持ちが高まって「こんな高尚な会話がしたいわ」というような、いわば背伸びのような感覚からはまっていったように思うのだけど(もちろん単純に面白い!って思ったのは大前提として)、その点でいくと、この作品は「THE映画」という感じ。

みんながみんな哲学を持っていて、それをちゃんと表現できるのがかっこいい。
そしてさらには、それをちょっと俯瞰して作品に落とし込めてるところにときめく。

しかしあんな環境で育ったらジェイミーはめちゃめちゃ女性に対する理解力と耐性が強くなってめちゃめちゃモテ男になりそうだ。

また不意のタイミングで観たい。
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