20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)

20th Century Women

上映日:2017年06月03日

製作国:
  • アメリカ
  • / 上映時間:119分
    監督
    マイク・ミルズ
    脚本
    マイク・ミルズ
    キャスト
    アネット・ベニング
    エル・ファニング
    グレタ・ガーウィグ
    ビリー・クラダップ
    ルーカス・ジェイド・ズマン
    アリソン・エリオット
    テア・ギル
    ビタリー・アンドリュー・ルボー
    ワリード・ズエイター
    ダレル・ブリット・ギブソン
    アリア・ショウカット
    ナタリー・ラブ
    キャメロン・プロッツマン
    あらすじ
    1979年、サンタバーバラ。シングルマザーのドロシア(アネット・ベニング)は、思春期を迎える息子ジェイミー(ルーカス・ジェイド・ズマン)の教育に悩んでいた。ある日ドロシアはルームシェアで暮らすパンクな写真家アビー (グレタ・ガーウィグ)と、近所に住む幼馴染みで友達以上恋人末満の関係ジュリー (エル・ファニング)「複雑な時代を生きるのは難しい。彼を助けてやって」とお願いする。15歳のジェイミーと、彼女たちの特別な夏がはじまった。

    「20センチュリー・ウーマン」に投稿された感想・評価

    3人の女性とのさまざまな経験を経て大人へと成長していく少年のひと夏を描くヒューマンドラマ

    世代の違う3人の女性がそれぞれの違う持ち味がよく演技も好き 魅力的な女性に囲まれ多感な思春を過ごす少年が羨ましい反面 大人の階段駆けあがる大変さ…いや、とてつもなく可愛いエル・ファニングがいるだけでイイ!

    15歳の男子が友達以上恋人未満な幼なじみの毎夜の添い寝だけって…💦

    監督の言葉でもある育ててくれた女性たちへのラブレターであり ある家族の日記やアルバムを見せてもらった微笑ましくもある作品

    エル・ファニングだけで☆+0.5加算
    新宿ピカデリーにて
    感想残さなきゃ
    なんて優しい映画なのか!各キャラクター好きにならずにいられない。母を理解しようとするため「女性」について勉強する少年も、理解できないなりにも息子に歩み寄ろうとする母親も、どっちもキュートですよね(ブラックフラッグとトーキングヘッズ聴き比べのシーンとか大好き!)。この先何度も見返したくなりそう。
    音楽がからむ諸々の話にニヤッとさせられる
    多種多様な考え方を知っても個人の人生として進んで行くのか。

    1979年当時の人々の趣味・娯楽と主張を通して各年代毎の意識の違いとそれ等の許容が描かれる。
    其々が困惑しながらも受け入れたり馴染めなかったりしつつ愉しめたコミューンの僅かな時間を愛情たっぷりに提示してくれる。
    人に教育をするという事は教える側の価値観・理想の押し付けである事を解りやすく観せてくれると共に一々笑わせてくれるエピソード群の素晴らしい演出力、ライブハウスの輝きを感じさせない猥雑さ、フィルム感溢れる車の疾走シーンそして写真として持っておきたい程のオープニングと数々のシーンに画面に没入しずっとノンビリしていたくなる程の没入感。
    最高の作品!
    音楽もとてもよかった。
    大人の要素が沢山詰まった良い作品!

    恋愛、将来、子育て、親離れ、社会、歴史、性、音楽などなどなど様々な要素が混ざりあっているのだけれどそれぞれが喧嘩することなく上手く混ざっている。

    捉えどころが沢山あるのでどんな人でも刺さるシーンはあるはず!


    全世代に観てほしいオススメです!
    2017.06.21 MOVIX京都◇023
    「人生はビギナーズ」で老いた父親と息子を描いたマイク・ミルズが今度は母親と思春期の息子を、という触れ込みだけで既に前のめりになってました。この、まだまだおぼこい15歳がいずれ歳を重ねてあのときのユアンに成長するのか…!と思うとただそれだけでぐっときてしまいますが、そういうことはあまり深く考えず目の前のスクリーンに集中しようと努めました。いやあ、よかった。とてもよかった…。

    母親だけでも息子だけでもない、周囲も含めた主要キャスト全員の視点で物語が進んでいくので、思春期のままならなさも大人の困惑も若者の向こう見ずっぷりもすべて主観として描かれるんですね。で、そのどれもが許されているというか、見守られているんですね。理解し合うことはできなくても、それを頭ごなしに否定したりしないんですね。そのしなやかさと器のデカさと、それからもひとつ己のダメさを取り繕わない潔さが見ていてとても心地よかったです。こんな大人に育てられたかったし、こんな大人になりたいよわたしは。はー、すてきだ。

    物語の舞台は79年、車も音楽もファッションもすべて当時のモードのはずなんだけど、全編通して眩しい夏の光に包まれた映像のためか極めて現代的に見えるのが不思議でした。劇中の音楽とリンクするTシャツ(トーキング・ヘッズやDEVO等)がちょこちょこ出てくるのも楽しい。同じ服をくり返し着たり登場人物どうしでシェアしたりしてるのもすてき。エル・ファニングかわいい。真っ赤な髪のグレタ・ガーウィグはアシメの鬼太郎ヘアがまるでシャスティーン・フリシュマンのよう。クールでセクシーで尖っててきれい。そして何よりアネット・ベニングの素晴らしさよ。糸目になっちゃうほどのビッグスマイルも余裕しゃくしゃくの飄々としたたたずまいもよかった…。
    ウーマンじゃなくてウィメンだったのか。20世紀の女性たち。登場人物5人の解説をしつつ物語は進行する。女性のありかたの革命と、親子の革命。革命は1人だけでは起こらない。恥ずかしいことだろうけど、正直に伝えることがお互いを理解する最善の手立てになる。言わなきゃわかりっこないのに、相手に理解を求めて、そして誤解されて、誤解して衝突してしまうんだな。でもやっぱ恥ずかしくてあんなの無理だわ。