ninni

SLUM-POLISのninniのネタバレレビュー・内容・結末

SLUM-POLIS(2015年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

アスがいい。アンナとの最後のシーン、特に。言葉もいいけど、アスのアップのところ。奥底から出てくる思いが顔全部に広がって画面から溢れてた。

これ、卒業制作なのね。
なんてことなの、二宮監督。まず、それを思ってしまった、見始めてから。
でもラストにかけてはもう。予想はできるけど、どんどんどんどん綺麗になってくアンナ。よかった。佇まいにたまにはっとする。三人ってことにこだわる意味もとっても伝わる。でも、そうだなあ、、演技にぶれがあるからたまに引いてしまうことがあった。それはそれぞれ、だなあ。
何度も引き込まれる。ロケ地もいいんだろう。でも、まず面白いが先行。すごいなあ。

ジョーが都市部を出てからの表現が好きでした。アスの言ってたことが頭をよぎる。それだけ印象強い言葉だった。

どんな世界にいても、一緒に生きていたい人がそばにいたら生きてる意味なんて考えなくなる。場所とか関係なく誰かを愛するなんて言葉もいらないくらい誰かといたくなった。
幻想は幻想のままが幸せなのかもしれない。追いかけてる最中、走っている最中が一番幸せなのかもしれない。
現実見たまま、生きる意味が分からなくなったまま死ぬよりもずっといい。
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