このレビューはネタバレを含みます
最初に見た時は分からなかったけど2度目に見た今なら分かる
日本より海外はとても言葉一つひとつに感情的で涙を流すことができる
海外の言葉は全く分からないけれど、日本人って様々な言葉を無表情で平気で息を吐くように嘘を吐いて言えるんだなと改めて実感した、だから日本語に対して自然と涙が出てこないのだと思う
娘をとても愛しているからこそ厳しく制限してしまう母と、そんな愛情に気付けないから母に愛して欲しいと思いつつ、自分を理解しつつも充分な職に着けないからこそ受け流すことしかできない父、それ故の父だからこそなのか分からないけれど、父だからわかってくれること(きっとどの世界も父は娘に甘いのかもしれない((家庭環境もあるけど)))レディバードという自分で自分の生き方と名前を決めても自分のことをわかってくれない田舎から抜け出したいと思う気持ち
だけれども憧れていた都会は私の事を1ミリたりとも迎え入れたフリをするだけで迎え入れてくれない都会(NY)
お洒落してお化粧をしたとしても飲みすぎでマスカラが落ちて吐くぐらいなのに他人に興味のない都会、救急車を呼んでもらったのは束の間の平穏だったであろう
サクラメントと言ってもわかってもらえずサンフランシスコと言ったら良いところだねと言ってもらえてしまう都会
だけどそれがクリスティンの選んだ人生
でもクリスティンはこれからもちゃんと自己紹介の際握手をして、悩んでいる人には優しい言葉をかけ抱きしめてあげることのできる人間なんだと思った
小さい街だったからこそ理解してもらえてたんだよね
私も幼少期の頃母と喧嘩して口を聞いてもらえないなんてことは多々あった
幼少期の頃はそれが普通の喧嘩なのだとか喧嘩をしすぎた喧嘩なのかと思っていたけれど確かに口をきいてもらえないのは辛い
でも母にもそれなりに悩んでいることだってどうしたらいいのかだって多々悩んだりしたのだろう
だってあんなに何回も手紙を書き直してゴミに捨てようとしたんだよ、それは自分の思いいくような手紙が書けなかったことじゃない
そしてレディバードの What do you like me? 私はこんなにも素直に聞くことができなかった、共通言語が日本語だからなのだろうか
日本語に訳したら恥ずかしいけれど思いは一緒のはず、それでも思っていた回答が返って来なかったことが怖かったのだろう、幼少期ながらも
東京に住んでないからこそ思えるけど、今日は何曜日ですか?なんて渋谷のスクランブル交差点で聞いたら無視られそうだし応えてもらってもありがとうと言っている間にもうその人はいないんだろうなと思った
涙を流したいから見た映画ではなく、ホロリと自然に涙が出てきた映画だから順位みたいなのに入れました
ジュリーとの関係性もとても良かった‼︎
とても語りたい…でも論文みたいな長文になりそうなのでやめときます、、悔しい……
最後にこれだけ。
本当はベースを弾く神ビジュティミーを拝みたかっただけなんですよ?
初めて見た時はティミーが弾いてるベースの曲を調べることに一生懸命でしたから
だけど今見たらこんな長文になってしまいました…