各賞で絶賛された、ということだけ知って見たのだが、案外「普通」をはみ出さない映画だった。悪くはないけど勝手に過度な期待をしてしまったため「高校生の頃ってまぁそんな感じだねぇ」って思いながら特に感動もないまま見てしまった。
レディバードは自分では気付いてないようだがなかなか凄く恵まれている。母親が過度に家庭の経済状況について悪く話すから恵まれてない風に感じるかもしれないけど、事実家族に愛されてるし、プロムのドレスも買ってもらえるし、結局NYの大学行けるし、学校の先生(シスター)も指導者として素晴らしい。しかも一瞬でもティモシーシャラメと付き合えた。だからこれはいたって普通の家庭に育った普通じゃないことを夢見る普通の子の普通の青春の話だね。
最初の彼氏がお母さんを「怖い」と言って以来、お母さん役の人がデスパレートな妻たちに出ていたことを思い出してはまた何かやらかすんじゃないかと不安になったりした笑
