ikumura

レディ・バードのikumuraのレビュー・感想・評価

レディ・バード(2017年製作の映画)
3.8
意外な展開があるわけではないけど、噛めば噛むほど味のある青春映画。サーシャローナンには、この子じゃなきゃこれ演じられないでしょという説得力があったし、周りを固める役者も素晴らしい。微妙な親子関係だったり、友人関係や恋人関係も、絶妙なセリフによって展開していって、言葉に込めきれない意味や思わず人を傷つけてしまうところも含めて、言葉というものを大切にする監督さんなんだなあと思った。特に親子関係がそうだけど、歳を重ねてこそ分かるようなあるあるを感じられる(その分、主人公の成長が早すぎかな?セリフが時に答えを出しちゃってるかな?と感じられるとこもあったけど、アメリカの高校卒業〜大学入学の頃ってまさに独立の時期で日本人より早く大人になるんでしょうね)。カトリックの高校を舞台にして、その厳しい校則をちょっと笑い物にしつつ、もっと深いレベルで救いや恩寵について考えさせる映画になってるのもなかなか。