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レディ・バードのMのレビュー・感想・評価

レディ・バード(2017年製作の映画)
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ずっと楽しみにしてた!
良かった。うん、良かった。
すごくじんわり来る。
あと笑えるシーンが沢山あった!
笑ってる人多くて楽しかった〜
テンポも良かった。ダラダラしてないし。


お母さんとのシーンにいつもグッときてしまった。「注意を払う」ことと「愛情」は同じ。"お母さん"はいっつも神経尖らせてちょっとしたことに対してネチネチうるさいししつこい。けど愛情がなかったらそんなことできないしでも子どもにはそれが見えないから衝突するし。
お母さんに対する全てが「当たり前」になってしまう。だからあんな風に、自分のお母さんが一言も口を聞いてくれなくなったらすごく怖いと思った。本当に自分が無視されてる気分になって悲しくて涙が出た。自分は無視すること何度もあるのにね。娘って勝手だ。でも高校生のうちはなぜかそれに気付けない。でも気付きたくない気もする。自覚なしの自己中。

そういう普遍的なものも、映画になると途端に大きなことに思えるのも不思議。
そんな誰もが共感してしまう17歳のヒロインを20代で見事に演じてみせたシアーシャローナンが凄い。


そしてハリウッド界において今最も勢いのある美しき怪物、ティモシーシャラメ。これを楽しみにしていた理由の半分くらいは彼で占めていました。期待を裏切らない美しさ。あんな男の子がいたら誰でも好きになってしまう。付き合えるのなら付き合いたいと思ってしまう.....中身を知らない限り。笑 テレビでも本人が「実際の僕はあんなじゃないから!」と自己防衛に走ってしまうほど、まあイヤな奴でした。そもそも私は一生関わらないであろう人種だけど笑
「君の名前で僕を呼んで」では幼さの中に無意識的に溢れる色気を感じたけど今回はもうガンガン色気というか。別にムキムキとかじゃないんだけど。目がね。吸い込まれそうというか。直視できない感じ...。
とりあえずこれからがひたすら楽しみな俳優さん!(止まらないから無理やり終わる)

映画の中ではティモシーにシアーシャが振り回される感じだけど現実になるとシアーシャのお姉さん感、ティモシーの弟感がたまらなく良いです。癒し。


監督は女優もやられてる方だそうで。
「20センチュリーウーマン」まだ観れてないから早く観たい!
アカデミー賞で男性監督4人と女性1人がノミネートされて話題になったそうで。エマストーンやナタリーポートマンも皮肉を込めた紹介をしてました。これからの作品も楽しみ!!


この余韻に浸りながらパンフレットを読もうと思います。
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