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レディ・バードのimnrのレビュー・感想・評価

レディ・バード(2017年製作の映画)
4.5
素直になれないのには、お互いそれなりの理由が一緒に暮らしてきた中で出来上がってしまうんだけれども、それでも、幾つになっても自分は娘で、お母さんはお母さんなんだと、年齢を重ねて少しは気が練れている頃に観るのがどストライクな、母娘関係を振り返りながら再確認する作品だった。
いつか主人公の様に気持ちを伝えられたらと思いました。

家庭環境も学校生活の風景も違うし、家族に対して言いたい放題では無いし、男や性の話なんか絶対親にしないけど笑、彼女と自分が確かに重なる。
母親に完全無視されるシーンなんて、スーパーで「お母さんもう知らないからね!」ってプチ置き去りにされた子供の様に泣きじゃくってしまった笑
小さい時の、母親にくっついていた頃を思い出すのだ。

鑑賞後に入ったトイレの鏡には、泣き過ぎてジョージ秋山のアシュラ状態の化物が写っていたが、明日は更にうる星やつらの錯乱坊に進化している事だろう笑
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