つぐみ

レディ・バードのつぐみのレビュー・感想・評価

レディ・バード(2017年製作の映画)
4.2
オープニングクレジットのMUSIC BY JON BRIONで胸がいっぱいに。
(説明するほどのことでもないが説明しておくとジョン・ブライオンはPTA監督作品やみんな大好きエターナルサンシャインのサントラなどを手がけた2000年代の名匠です、私が世界一好きなフィオナ・アップルの共同Pでもあります!)


可愛くて愛おしくて全編ニコニコしながら見てた。
見た後娘に会いたくなって、あと10年くらいしたら娘とたくさんケンカしようと決めた。

想ってるなら叱咤ばかりせずにちゃんと気持ちを伝えなきゃダメだよ、ってお母さんに対して言いたくなっちゃうけど、主に経済的な理由で家庭がグラグラしてる中、大黒柱にされてしかも夜勤もあるし、自意識過剰な娘が「レディバードって呼んでよ」とか言ったらうるせえなって思うし、大事なこと話してるのに無職の旦那がソリティアしてたら(でもパパ可愛い)イライラするのもやむなし。
黙って見守るだけが本領じゃなくて、親だって人間なんだってことは分かってもらいたいよね。

くすぶってる割には次々彼氏ができたりミュージカルに出たりちゃっかり青春もしてるクリスティン、真っ直ぐ生きてて痛くなんてない。制服の時に変なアクセサリーつけちゃうのとかなんか分かるし。
てかすごい名門校ってわけじゃないのに制服ってのがすごく新鮮。ギャルはやっぱりミニスカにするんだね笑

彼氏の2人は今年の二大映画の主要人物という旬なキャスティングもあるけど、パティケイクの子も出ててびっくり。
また高校生のくせに煙草ふかして書き物してるアンニュイなティミー(だけどクソメン…そして早漏)は相変わらず100点です!!!!
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