クールなフリをしているときよりも、クールであることを投げ出したときが、とにかく最高にクールだった。いつだって、いまこそが、つねにベストなバージョンの自分なのだ。
予告編などでずっと観ていた車を飛び降りるシーンも印象的だったけど、お父さんとの車にまつわるエピソードを経て、ラストでも車にまつわる最高に素敵なセリフで終わったところも良かった。視点が変わると風景が変わるというのは、まさにヒロインの成長でもあるから。
友人ジュリーとのバディ感もたまらなく愛おしくて、スカーレット・ヨハンソン&ソーラ・バーチを思い出したりもしたんですが、この映画の舞台である2002年頃って、まさに「ゴーストワールド」が公開されたときなんですよね。二本立てで観たい!