有酸素

レディ・バードの有酸素のレビュー・感想・評価

レディ・バード(2017年製作の映画)
3.9
クリスティン"レディバード"マクファーソン。彼女が自分で自分につけた名前。とりとめもない高校生活最後の日々だけどそれだけじゃない!生活には困らないけど好きになれない田舎町、信心深い校風、そこが笑いのフックになってる。レディバードが自分が信じたファッションを貫いたり、無茶な作戦を実行してみたり、好かれたい人には意地を張ってみたり…この感覚にはちょっと身に覚えがある気がする。母親のことは好きなのにすぐぶつかってしまったりするところなんかはもう自分のことのよう。
偶然にも前夜にプリティインピンクを観ていてオマージュ的なシーンや通ずるキャラクターが出てきて大興奮した。
いままでシアーシャは好みの女優さんだと思わなかったけどこの映画の中のレディバードはばちばちに大好きな女の子像であったし本当に可愛くて釘付けになった。
そういう意味でもこの映画の起こす奇跡に感動している。
ルカスヘッジスも真っ直ぐにピュアで、でもか弱くて彼のそういう表情が見られてとても良かった。