きよみず

レディ・バードのきよみずのレビュー・感想・評価

レディ・バード(2017年製作の映画)
3.5
#2018-49
親の心子知らず、子の心親知らず。
この一言に尽きる映画。

自分で自分のことをレディバードと呼んでしまうくらいイタくて、住んでいるど田舎サクラメントから東海岸の大学に行きたい17歳の少女の物語。
田舎のサクラメントが嫌いで、なにかと親に愛されていないと反発していたレディバードが、母の想いを知り、本名で名乗り、地に足つける姿は心にグッと来るものがあった。

中絶の講演が最後に効いてきたり、右から左への歩みが、左から右への歩みになったり、散りばめられたコミカルなシーンと好きなシーンが多かった。
親友がジョナヒルの妹で、瓜二つだったのとティモシーシャラメがド早漏だったのが一番面白かった。
ただもっとサクラメントの田舎の風景が映し出されていれば良かったと思う。
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