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レディ・バードのOのレビュー・感想・評価

レディ・バード(2017年製作の映画)
3.6
え?って思ったらエンドロールが流れて終わってた。

冒頭の車内での親子の会話のシーンが印象的。母親と何かを共有して泣けるって一見普遍的に見えてそうじゃない。歳を重ねる毎にお互いの自我が対立して共感出来ない事が増えてそれを言えないでいて、なかなか出来なくなるんだよね。自分と重ねて羨ましくなったりも。

その後に言い合いして突然車のドアを開けて降りるシアーシャ、最高。

「何かを達成したい」
数学が苦手でしょ?「今のところは」
意志が強い。見た目からも分かるけど。

ティモシーとシアーシャのカフェでのやり取り。イチャつくな イチャついてないそれは残念、のシーンがもしかしたら一番盛り上がったかも。

初グレタ・ガーウィグ監督作品なのでグレタはこのシーンに何の意図を込めたんだろうといちいち考えてしまい、いまいち作品に入り込めなかった。(好きが故?)

はっとしたのがシスターがシアーシャに自分の住んでいる場所についてすごく好きだから嫌ってるんじゃないの?(すごいぼんやりした記憶)って教えてくれた場面

ティモシー一行と流れでプロム行かないってなってこの曲ダサいなとなっても、わたしはこの曲好きプロムにも行きたいって言ったシアーシャ、この時明らかに流れが変わった。

いつもの友人の元へ、一緒に騒いでドレス着てプロムに行く。(これだよ〜〜)

母親とシアーシャの最後の場面。目頭が熱くなった所で場面が変わり、はっきり映さないのはただの親子映画にさせない為?父親のうつ病の意味は…?

自分の名前をレディーバードって呼んでるの良い。でも最後は本当の名前で呼んでるのもとても良かった。
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