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レディ・バードのmihoのレビュー・感想・評価

レディ・バード(2017年製作の映画)
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好きだったなあ、高校生の女の子の若さゆえの葛藤。あの年頃の、なんか理由もなくもやもやしたり、母親や父親の小さな言葉にむっとしたり、今いる環境が嫌になったり、そんな日々を、女の子の繊細な心境を、とても自然に撮れるグレタカーウィグがさすが。母になっても観たいし、娘ができたら観せてみたいと思えた作品。

やっぱり私はまだ観ててクリスティーナの目線になってしまうことが多くて、これ母が見たらどう思うのかなあと興味深い。
最近母親の偉大さを痛感して、時に会えない時間を寂しく思ったりして、 ちょっとした態度を後悔したりして、クリスティーナと自分が重なるところがあった。素直になれないところとか。これはクリスティーナの母にも通ずるが。基本的にはクリスティーナが18歳で若いし、テストや受験、プロムなどあらゆるイベントが自分には過去のものだし、回顧というか、懐かしさを感じることのが多かったけど。

みーんな、色々あんのね。こうやって大人になるんだよね。私も頑張ろう。ありがとうグレタカーウィグ。そして今こそ、フランシス・ハを見直すべきではないかと思っている。
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