カモノハシペリー

レディ・バードのカモノハシペリーのレビュー・感想・評価

レディ・バード(2017年製作の映画)
3.9
前評判で期待し過ぎてきっと良い映画なんだろうけれど消化不良をおこしてしまった。思春期の女の子の、誰もわかってくれない!と、実はみんなわかっている、という当たり前をチャーミングに、リアリティを大事に描いていたものの日常的な葛藤でのみ結実してしまい、努力や執着も具体的にみられず感情移入しがたかった。悪くはないけれど青春映画に必要不可欠な象徴的な出来事がないパターンで、生涯の映画にはなり得なかった。