NAOKI

レディ・バードのNAOKIのレビュー・感想・評価

レディ・バード(2017年製作の映画)
3.7
おれは会社でおれのことはマイケルと呼んでくれと言ったことがあります。
ジャクソンですか?
バカ!ファスベンダーだよ!

香港の水上生活者が集まるレストランで知り合った男はオンイと言う名前でベトナム生まれだと言う。
「ベトナム戦争で戦ったの?」聞かれたオンイは笑いながら手を降った。
彼の手の甲…親指と人差し指の間に小さなタトゥーがあって、それは小さなトカゲの形をしていた。仲良くなってから教えてくれた。それは闇に紛れて敵陣に侵入し両親指に張ったピアノ線で必殺仕掛人みたいに音もなく敵を殺していく殺人部隊のマークなのだと…
「オンイの夢は何?」
「産まれたばかりの息子が大きくなる前にニンテンドーを買ってマリオを一緒に遊ぶこと」

インド人のエイクは他の仲間と違うターバンをしていて、それは宗教の違いなのかカーストなのかおれにはわからなかった。エイクにも夢を聞いてみる。
「ポルシェを持ちたい…助手席に彼女を乗せてドライプさ」
「食事は何を食べる?」
「ドライブスルーのマックだよ…カレーって言って欲しかった?😁」

「レディ・バード」のレビューでいったい何の話をしてるんだとお思いでしょう?😁💦

この映画観て思ったこと…
世界中…肌の色、宗教、言葉、自然環境、生活習慣、何もかも違ってても、結局人間はみんな同じだなぁってこと。

この「レディ・バード」そのまま日本に置き換えても田舎の女子高生のお話にしても何の違和感もない青春映画が出来るでしょう。

だから…アメリカのサクラメントで融通のきかない嫌な母親に日本のおっさんが感情移入して泣けるわけです💦

世界中の親が…世界中の子供たちが…ある意味自分に置き換えられる普遍的な映画だなと思いました。

なんかたいそうなことを書きましたが「レディ・バード」は要所要所でクスッと笑える軽いタッチの青春映画です。

だけどそこに感じるのは地球上の距離だけではなく時間も飛び越えてしまうくらいの普遍的なテーマでした。

おれの好きな話…
古代エジプトの遺跡から紙の起源であるパピルスが発掘された。そこに書かれていた言葉を考古学者が解読すると…
「最近の若いもんはけしからん!」って書いてあったそうです😁💦

世界中…いつの時代も人間はみんな同じなんだよ。
NAOKI

NAOKI