shihong

レディ・バードのshihongのレビュー・感想・評価

レディ・バード(2017年製作の映画)
4.3
予告編からして見たかった作品。
夜道で叫ぶシアーシャのシーンは
叫ぶ理由が思ってたのと違ったけど(笑)

17歳から18歳への多感な時期。
監督・脚本のグレタの自叙伝的な映画。
聖体バリバリ食いながら、マスターベーションの話してたんか。。。

レディーバードには退屈過ぎた田舎。何もかも気に入らないわけでは無いけど、二十歳までは許される〝根拠のない自信〟を持ち、都会へ羽ばたきたい。何としても。

大好きな親友を突如変えてみたり、バージンを無駄に捧げてみたり、母親に内緒でニューヨーク行きの切符を手に入れたり。

母親との衝突は、誰もが経験していて耳が痛いとか嫌な思いを思い返したり。
愛ゆえの小言と分かっていても反発せざるを得ない自我の確立を振り返ったり。

1年の話を90分で纏めたのでテンポよくダレる箇所がなく見やすい。

かのティモシー君も、憂いのあるバンドマンで出演。別の方向に哲学的だったけど。


親の心子知らず、というのがこの映画の隠れたテーマ?
ま、親子で観に行っても理解できる子供は少ないだろけど。
そしてわかっていても、衝突するもんでしょうね。。

子を持つ親になってからみた方が、両方の気持ちわかっていいかも^_^
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